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コスモスの会
(訪問日時:2003年5月10日(土) 午後1時〜4時半)
所在地:横浜市保土ヶ谷区
代表者:皆川康子
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施設の概観・活動内容
コスモスの会は不登校児・ひきこもりの親の会で、10年前同じ中学に籍のある不登校児の母親3人が出会ったことから始まった。毎月第2土曜日午後と第4木曜日午前に、相鉄線「星川駅」から歩いて5,6分の峯小学校コミュニティハウス内の広い和室を使って行っている。
「親のつらさを共有しつつ本人の心の底にある苦しみを理解することが、解決の第一歩」と考えていて、「まずは親の気持ちをはき出す」場として会を運営している。電話をしてくる人もあるが、何人になるかは当日になってみないとわからず、数人の時もあれば、10人以上になることもある。
毎月第4木曜日午後には星川駅の近くで、ひきこもりの当事者・経験者と話をする場も設けている。
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A
見学当日の様子
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この日は8人のお母さんたちが集まった。お茶を飲み、お菓子を食べながら和やかな雰囲気で行われていた。横浜に転居してきて間もない、ひきこもっている子どもを持つお母さんの話に、まわりの人が耳を傾け、自身では気づきにくい「今、家庭で上手くいってること」をみんなで探していた。また、子どもとの接し方について「子どもは別の人格を持った他人、と思った方が上手くつきあえる」とか「子どものマイナス面にばかり目を向けないで、プラス面を見失わないようにしたほうがいい」とアドバイスをしたり、自分のさまざまな経験を熱心に語ったりしていた。子どものぐちをこぼすのではなく、「親の向き合い方」という視点を外さずに話し合いをしていたのが印象的だった。
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「べてるの家」のビデオを持ってきた人がいて、みんなで回して見ることにしたり、また、横川和夫氏の「おりていく生き方」の本も紹介したりしていて、お互いによく勉強しているようであった。
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医療機関に関わるときの見極めについての話題に、それぞれが意見を交わしていた。
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この会の考えとしては不登校・ひきこもりの状態をどうにかしようということではないので、
「どうにかしてほしい」と考えている時期には合わないかもしれないということだった。
B
その他
ヒッキーネットにも参加していて、他の親の会ともゆるやかにつながっている。
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