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団体名 えん
(訪問日時:2005年9月16日 13:00〜:1600)
所在地:川崎市高津区下作延1500−6
代表者:西野博之
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施設の概観・活動内容
川崎市子ども夢パーク(JR南武線津田山駅より徒歩5分)は「川崎市子どもの権利に関する条例」を具体化する場として、2003年に創られた。一万平方メートルという広大な敷地に、二階建ての建物と舗装していない広場がある。夢パーク内では「自分の責任で自由に遊ぶ」という考えに基づいて、広場では子どもたちがどろんこ遊びをしたり、火を使ったり、水で遊んだり、木や屋根に登ったり、さまざまな遊びができる。また、建物の中にはグループでバンド練習ができるスタジオ、寝転がって本を読んだりおしゃべりをしたりするスペース、ダンスや歌の練習ができるホールもある。夢パークには子ども達の相手をするプレーリーダーがいて、いつでも誰でも遊ぶことができる。
建物の中の広い一室がえんのスペースとして開かれている。ログハウス・水場・全天候型運動場などの施設で遊ぶこともできる。月ごとに様々なプログラムが組まれていて参加するかしないかはそれぞれが選ぶ。10:30〜18:00の間なら自由に出たり入ったりしてもよく、1日に30人ほどが出入りしている。利用する際は、登録が必要で、保護者の面談と2週間の体験期間を経た上で登録となる。現在は80人ほどが登録している。
A
運営の方法
「えん」は公設民営の施設で、「NPO法人 フリースペースたまりば」が運営している。
B
見学当日の様子
夢パーク内には乳幼児の居場所も出来たので、ベビーカーを押すお母さんの姿も見られた。フリースペースえんの部屋に入ると、にぎやかな声が聞こえてきた。玄関は子どもや若者の靴でいっぱいだった。ちょうどお昼を食べている時間で、スタッフと一緒に大きなテーブルで出来たての食事を取っていた。食後はTVゲームやオセロをする人、楽器を演奏する人など、それぞれ自由に過ごしていた。午後はチャンゴ(韓国の太鼓)の講座があり、講師の先生を囲んで演奏を楽しんだ。講座に参加するのもしないのも選択する権利があり、フリースペースえんでは自由に自分の時間を過ごすことを大切にするという考え方だそうだ。他、藍染めの作業をする人や運動スペースでバスケットをする人、菜園で畑いじりをする人など、「ここに来てやれること」の選択肢の豊富さが感じられた。
C
その他
- 現在夢パークには常勤スタッフ、非常勤スタッフあわせて15人ほどで、えんの常勤スタッフは6人、非常勤が3人、ボランティアが10人ほどいる。
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